Sasaki Hospital

2023.12.9

関節リウマチってなに?

「朝、手がこわばる」「何もしていないのに関節が腫れて痛い」といった症状でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
関節リウマチは関節内の滑膜に炎症を起きその後軟骨や骨が破壊され、放っておくと右の写真のように変形してしまう病気です。
我が国でも70万人以上の関節リウマチの患者さんがいるとされ、特に女性に多く(男女比 男性:女性=1.1:5.4)、年齢では30~50歳代に起こりやすいとされています※。


関節リウマチは免疫の働き(特にリンパ球)の異常とされ、関節以外に微熱、だるい等の全身症状また肺や血管等の臓器にも炎症を起こすこともあります。
治療法としてメトトレキサート等の抗リウマチ薬さらに抗リウマチ薬で効果不十分な場合には生物学的製剤を使用します。近年、生物学的製剤の登場により関節痛・腫れの改善、骨破壊や変形の進行を止める事が飛躍的に向上しました。


関節痛、腫れに悩まれている方は一度リウマチ・膠原病専門の医師を受診されることをお勧めします。当院では毎週水曜日(または月午前、金午後)に産業医科大学病院からのリウマチ・膠原病専門の派遣医師による外来があります。是非、お気軽にご相談ください。
(文責 轟 泰幸)
※2010年 リウマチ白書 (社)日本リウマチ友の会より

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