当院外来には糖尿病、高血圧、膠原病など慢性疾患の治療を目的とした患者さまが多く通院されています。
私たち外来看護師は、来院された患者さまを「病を患った人」としてだけ捉えるのではなく、「在宅で生活するひとりの人」として捉え支援することを目標にしています。患者さまの身体と心に寄り添うことを第一に考え、些細なことでも相談できるような雰囲気作りにも努めています。
また介護支援部門(ケアマネージャー・ソーシャルワーカー・リハビリ・デイケア等)との連携も密に行っておりますので、自宅で生活する上での困りごとなども気軽にご相談ください。
目に優しい暖色のLEDを設置しており、落ち着きのある透析室です。
入院が必要になった場合でも、今まで通り当院にて透析治療が可能です。
ベッド数 27床 感染用個室1床
ベッド数27床
感染用個室1床
I-HDF対応コンソール27台
個人コンソール1台
A&Dメディカル体重計1台
スケール体重計1台
車椅子用体重計1台
更衣室・個人ロッカー完備
各ベッドに可動式アームテレビを完備
各ベッドに感染予防ビニールカーテンあり
タクシーにて送迎を行っています。そのため、車の乗り降り、歩行に介助が必要な場合は、介護タクシー利用や、家族・施設からの送迎をお願いしています。感染予防のため、マスク着用、来院時の手洗い・手指消毒を行っていただいています。
来院後、更衣、体重測定を行い、ベッドに横になっていただき順番(透析時間の長い方から開始し、その後は、来院した順番となります。)で、透析開始していきます。月1回、透析前に胸写・心電図を行っています。
(必要時、エコー・CT等も行っています。)
透析中は主治医または、非常勤医師(産業医科大学病院の腎臓内科、循環器内科の医師)が回診を行っています。
透析終了後、必要に応じて定期的な超音波検査などを行っています。ご希望の患者様には談話室にて無料で透析食を提供しております。(管理衛生上14時まで)
帰宅時は当院透析スタッフによる送迎(土曜、祝日はタクシー)を行っています。来院時同様、車の乗り降り、歩行に介助が必要な場合は、介護タクシー利用や、家族・施設からの送迎をお願いしています。
透析治療が終わった後、ご希望の患者様には談話室にて無料の透析食を提供できます。(管理衛生上14時迄)アレルギーのある方はご相談下さい。
当透析室では、必要時シャントエコーやシャント造影を行い、シャントトラブルの早期発見に努めています。
狭窄・閉塞を認めた場合、可能であれば当院でPTA(第1・3月曜、水曜)を行っています。状態によっては、他院紹介にてシャントトラブルの対応をして頂いています。
インフルエンザやノロウィルスなど感染性を引き起こした場合でも個室にて透析を受けることができ、周囲の患者様への感染予防に対応しています。
透析液水質は定期的に検査し内毒素及び生菌とも測定感度以下です。
安全でより良い水質を供給することができており、当院では従来の血液透析よりも
体の負担を軽減することが出来る透析治療(I-HDF)を行っています。(効果には個人差があります)
一般病床6床、地域包括ケア病床34床の計40床です。
病棟では、急性期病院での治療を終えた方々がご自宅(施設)に戻ったときにも安心して、その方らしい暮らしが継続できるように、医師、セラピスト、管理栄養士、薬剤師、糖尿病サポートチーム、ソーシャルワーカー、退院支援看護師、ケアマネージャーなど多職種で連携しています。
私たちは優しさと思いやりを持ち、「寄り添う看護」に取り組んでいます。
終末期においては患者様が最後の時間をご家族の皆様と共に過ごせるように心温まるケアを目指して日々努力しています。
ベッドは34床です。
急性期の治療を終えたあと、継続的療養が必要な患者さまや自宅・施設退院にむけ安心して退院できるよう状態に合わせ適切な対応と共に、療養生活が送れるように看護を提供しています。また、「終末期医療のあり方」についてスタッフ全員で知識を深め、患者さまとその家族が心安らかな終末期医療を迎えられるよう日々努力しています。
リハビリテーション科のスタッフは理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、リハビリ助手で患者さまの生活をサポートしています。
当院リハビリテーション科の特徴は、患者さまに対し“チームによるアプローチ”を行うことで、色々な視点から評価し治療を実施しております。また、パワーリハビリ機器も充実しており、専門的な指導による効率的な運動が可能となっております。
脳血管疾患・整形外科疾患をはじめとする様々な機能障害に対するアプローチはもちろん、義肢・装具や福祉用具等の活用方法、さらに家屋改修の環境調整など患者さまのニーズに応えるプログラムを立案し“QOL(生活の質)の向上”を目指します。
当院の内視鏡検査室では上部・下部内視鏡検査ともに、高画質の最新機器を導入しており、病変の診断に役立てています。
大腸ポリープがあれば、当日切除可能です。
また上部内視鏡検査においては、細径ファイバースコープの使用により検査時、患者様の苦痛が少ないという大きなメリットがあります。
臨床工学技士による医療機器管理も徹底しています。
安心して検査を受けて頂けるよう、検査前から検査終了まで内視鏡担当看護師がしっかりサポートします。
ご希望により鎮静剤使用下での検査、嘔吐反射の少ない経鼻からの検査も可能ですので、お気軽にご相談下さい。
X線画像診断機器は一般撮影装置、透視装置それぞれ1台とCT装置1台を設置しています。
画像処理装置にて画像はデジタル化しており、精度の良い医療画像情報を提供しています。
一般X線撮影として胸部、腹部、骨関係、及び検診の胃透視などを行っています。
また、最近は特殊な検査として人工透析患者さんの経皮的経管的血管形成術(PTA)などを行っており、診療に寄与しています。
臨床検査とは、医師の指示のもと、国家資格を持つ臨床検査技師が健康増進・疾病の発見・治療の経過観察のために行う検査です。
大きく分けて、患者さんから採取した血液や尿を用いて検査を行う検体検査と、患者さんの情報を直接身体から機械などを用い、画像や波形にして取り出す生理検査があります。
当院では、検体検査は基本的に外部の検査センターに依頼して検査を行っていますが、医師の判断により緊急性を要する場合は、特定の項目を院内で検査を行い、迅速な医師の診断を支え、患者様に安心した医療を受けて頂くための情報を提供しています。
生理検査の種類としては、心電図検査、血圧脈波、超音波検査、肺機能検査があります。
心臓の動きを電気的な波形に現して記録し、それによって心臓の状況を把握します。特に、心臓の活動の異常によってあらわれる不整脈の診断には不可欠の検査です。心電図は基本的な安静時心電図、運動で負荷をかける負荷心電図、24時間記録できるホルター心電図などがあります。
両腕と両足に血圧計を巻いて、脈の伝わる速度や強さから血管の硬さや詰まりの程度を測定する検査です。血管が硬くなる動脈硬化や、血管が狭窄または閉塞する閉塞性動脈硬化症などがわかります。
プローブと呼ばれる端子の先から超音波を体内に発し、跳ね返ってきた超音波を機械で画像にする検査です。腹部、心臓、頚動脈、下肢血管、乳腺、甲状腺等の形態、動態、血流の情報を得る検査を行っています。音波ですので害はありません。基本的に予約検査となっています。
肺がどれだけ空気を取り込み、どれだけ吐き出すことができるか、空気を出し入れする換気機能を調べる検査です。